維管束 茎のつくり.jpg

根のつくりを調べよう!
~根の形の比較と根毛の観察・根毛モデル~
(学習指導要領の改訂により2年へ)

 茎と根については一緒に行ってしまっていいのではと私は思います。おそらく小学校の段階でも目は水を吸うものとして認識されていると思いますので実際にひげ根と双子葉植物と単子葉植物の見本を用意しておくことをお勧めします。野外実習で掘り出す必要はないはずです。タンポポとか大変なことになるのでやめましょう。きっと今までの生活体験から雑草取りとか色々なことをやっているはずです。繰り返しになりますが、教室の中や校舎の中に持ち込むことは得策ではないと思います。リアルを追求するあまり、ノートやプリントを汚したり、そこまでする必要もありません。タンポポの根を掘り起こすという実践事例もありますが、労力の割に得られるものは多くないと思います。どうしてもやりたい場合は授業中に掘り出すのではなく、事前に用意しておけばいいと思います。タンポポの根の完全体を掘り出すためにはマジで覚悟してください。

 根のつくりの紹介で根毛をどうやって見せるかについて色々と試してみたのですが、答えはスーパーマーケットにありました。かいわれ大根もしくは豆苗を買ってください。それらのスポンジ部分には本当にふわふわの根毛を大量に見つけることができます。これをそのまま使えばいいのです。昔、病原性大腸菌O-157の事件で奇しくも有名になってしまったかいわれ大根ですが、今もスーパーで細々と売られています。スポンジ部分をハサミで切り分け、グループの数用意することができます。豆苗は根毛の様子はちょっと分かりにくくなりますが自宅で育てるという小さなブームがあるようですのでこちらの方が最近はメジャーです。とりあえずスーパーに走りましょう。1クラス100円ぐらいで観察できます。

 なお、根毛モデルについては足ふきマットがおすすめです。最近は珪藻土マットに押され気味なので、ご家庭で使わなくなったら是非理科室へ。私のおすすめは足ふきマットサイズのものです。ひと昔前ならダスキンのモップがおすすめでしたが、油分を含んでいるのでいまいち吸水性が悪いのがタマにキズでした。

 実験方法は至極簡単です。外側に毛がくるようにくるっと巻いたら、根毛モデルの完成です。これを500mlビーカーにいっぱいに入った水の中にズボっと差し込むと水を全て吸収してくれます。事前にキッチンペーパーや雑巾などでなんだかうまくいかないんだよね~的な演出をしておくとさらに効果的です。それが今回このマットを使えばまさに一撃必殺!毛の一本一本さらにその内部まで水を吸着し、蓄えている様子が間近で見られます。効率的に水を吸収する工夫ということで紹介をしてください。では一体どのぐらいの水を吸い込んだのかについて分かってもらうためにその部分をもう一度絞ってみたりするとかなりダイナミックに水がポタポタと落ちてきます。その様子を見せるだけでも十分に生徒の印象づけとしてはいいと思います。是非チャレンジしてください。