続・気象予報士への道

~気象通報で天気図を書いてみよう!~

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 詳しい解説は入りません。前時に予告をしていましたので、用紙を配り、早速始めてみましょう。「○月×日△時の各地の気象情報をお伝えします。」のナレーションから淡々と読み上げられる各地の状況。天気・気圧・気温・風向・風力などこの前教わったものを矢継早に書き込んでいかなければいけません。記録する地点は日本の南側から徐々に北上するとは言え、初めて聞く地名、一定のリズムで聞こえてくる各地の情報にみんなてんやわんやで大変なことになってしまいます。「風向がどっち向きか分かんない。」とか「風力って右から書くんだっけ?左から書くんだっけ?」とか「天気の記号がそもそもわかんない」とか教室中で渦巻く不安の嵐が押し寄せます。とりあえず不満が爆発する前にいちど止めてゆっくりやるように伝えておきます。もちろん巻き戻しも全然できますので慌てずいきましょう。

 授業の目的としては別に天気図を完璧に仕上げると言うことではなく、慣れるという事ですね。放送のスピードが早くてついていくのがやっとだったという生徒たちもだんだんと慣れてきます。私の持論ですが、人は厳しい状況に置かれればそれなりに適応するものだと思います。条件が厳しすぎたりゆるすぎたりすると問題ですが、ある程度の内容であればやがてついていくことができるようになります。例えば部活動などがそういう例ですよね。伝統的な強豪校には選手育成のシステムがあって、ある程度のレベルまでは技術が上達しますよね。実際にこの時間の最中に格段にレベルが上がります。テスト前にいやいや暗記していたいろいろな記号、そして地名、風向風力などの向き、1コマ時間を使ってしまいますが、もはやそれらを共通言語として使えるようにはなります。次の授業ではほとんどの生徒さんが迷わずにすらすらと書けるようになっています。音声を流している間は比較的手が空きますので、苦戦している生徒の近くでアドバイスをしていくことができます。状況を見極めながら課題に取り組めるように条件整備をしていきましょう。

 

 また期日を決めて気象通報のパフォーマンステスト(実技テスト)をやらせてもいいと思います。高気圧や低気圧のところ、等圧線の描き方、前線の指導の所でも少し取り入れたりしながら何度も繰り返しやることによって技術が身に付くと思います。

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 また気象通報のデータについては毎回同じ日、同じ時間のものを使っています。むしろ早い段階で回答を配ったりもしています。何もわからないまま取り組むのではなくゴールを示した上で努力をさせることの方が達成感を安いのかなと私は思います。効果的な教育実践があればぜひそれを真似してを重ねていきたいと思います。