太陽の1日の動きを観測しよう

~太陽の動きを透明半球でプロットしよう~

 これもITの力を借ります。昼に見える太陽ですが、その動きを体感する事は1時間でも15度の動きしか確認できません。ずーっと見ているわけにもいかないので、やはり時間のコントロールができる動画やパソコンを使いながらの授業が効果的かと思います。

 

 太陽表面の観察をしたときに、太陽の動きの確認もしています。私は観測の授業の時には軍隊式に「右向け右」ではなく「東向け東」とか「南中の方角、前ならえ」みたいな感じで徹底的に方角を叩き込みます。ちなみに外部活の生徒たちは夕方、日が暮れるまで練習をしているはずですので「西」はよくわかっています。また、学校に登校するときに太陽がどこにあったかを思い出せば「東」もわかります。太陽が東から南を通って西に落ちていく様子は日常生活を意識させれば感覚的につかめるはずです。ちなみに今回の実験もパソコン室で行いますが、そこでも同じように方位のチェックをします。地球が自転しているから太陽が動いているように見えることを意識させながら指導できればと思います。

 また、透明半球での実験は是非取り組ませてください。ほとんどの学校の教室の窓は南向きに作られていると思います。クラスには迷惑をかけますが、一番窓側のところを1日だけ「日周運動観察ゾーン」として毎時間すぐに観察できるようにすると理想的です。

 

ここの単元で有名な「ヘッドアースモデル」がありますが、それは他の先生がたくさん良い実践をやっているのでそちらのホームページを探してください。「ヘッドアースモデル」で検索です。リンクを貼っておきます。しばしお待ちください。

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​ 本来であればもっと体感的に感じて欲しいのですが、入試が近かったりして目先の点数に目がいってしまいます。一般的なテストは紙媒体で行いますので、立体的ではなく平面的なパソコン画面で理解させてもいいのかなと思いました。パソコンを使う利点としては空間時間を問わず様々な設定ができるということです。また生徒が自分で操作することによって、自分のペースで学習できるということもメリットです。

 

このページで紹介している理科ねっとわーくが作成した「天球図でさぐる地球と天体の動き」は本当によくできています。国の補助金の削減によって様々な科学技術教育の予算が削られ、このコンテンツ自体も使えなくなる可能性が非常に高いです。もしダウンロードできれば早めに作業を進めておきましょう。最近のパソコンの設定でフラッシュ素材がうまく使えなくなる流れもあるようです、そちらのことも加味しながら最適な教材を見つけていきましょう。「Mitaka」のようなソフトをもっと活用しても良いと思いますが、その授業によって最も効果的なコンテンツを生徒に紹介できればと思っています。

 

余談ですが、南半球でのオーストラリアで見た太陽の動き、星座の形、実際にこの目で見たときに心から感動することができました。「南半球のことまで教える必要があるのか?」と思っていた時期もありましたが、幅広い知識と深い思考力の育成も大事です。そして何より日常生活にふとした理科の気づきがあることだけでも十分に価値があることだと思いました。