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音って何だ?音の発生源を探れ!

~音のいろいろ実験~

  光の次は音です。防音設備がある部屋でできると最高ですね。きっと

エアコンもあるでしょう。基本的な授業のスタイルは「音を感じる」で

す。音が振動でできていることを体験するものにしたいと思います。

内容はプリントにある通りです。

 ①の実験は机を叩いたり手を叩いたりするといろんな音がしてきます。

  いろいろな種類の音が出せるということです。あまり激しい音を出

  さないように伝えておくといいと思います。

 ②の実験では自分の声でいろいろな音が出ることを感じてほしいと思

  います。大きい声、小さい声、低い声、高い声、震える声、いろん

  な音の波が重なり合って教室の中は大変なことになっていますが、

  まぁそれもありでしょう。ただし大きな声が苦手な生徒もいますの

  で気をつけてください。喉に手を当てることもポイントになります。

  やみくもに大きな声を出すのではなく、喉の「振動」を感じさせる

  ことによって、ある程度の無秩状態を抑えることができます。

音①-1.jpg
遠距離会話.jpg

 ③の音を感じてみよう!の実験では体で感じることを目的にしています。

  先程の実験では音の原因は何かが震えることだと耳や目でわかってきますが、今回は全身で感じてもらいます。学校にあ

  る大太鼓もしくは音楽室のドラムを使って空気を震わせましょう。「どーん」と大きな音とともに空気の振動で体もしびれ

  ます。窓や扉がビリビリと震えている様子を感じてほしいと思います。そのための防音部屋なのです。「もっと音の振動を

  感じたい」と生徒たちが太鼓の周りに集まってくると思います。クラスで1番元気な男の子などを太鼓の近くに立ってもら

  い、勢いよく太鼓をたたきます。思いっきりリアクションをとってくれるといいですね。注意することは音圧で頭が痛くな

  ってしまう生徒には無理をさせないこと。それと太鼓の皮を破らないようにきちんと叩くことです。むやみやたらに大きな

  音を出せばいいわけではありませんので気をつけてください

 

 ④の音を見てみよう!の実験では太鼓の上に小さな紙片を置いてそれが震える様子をみせてください。ボウルや円形水槽にビ

  ニールシートを張り、太鼓のようにして叩き、塩を乗せて声の形を見ると言う実験も有名です。「音の形を見よう」という

  名前で米村伝次郎先生が広めましたね。

 

 ⑤の実験で最後に音叉の使い方をきちんと確認をして次回の実験に臨みましょう。音を発生するものは振動していることがわ

  かるようにプリントの図のような実験をしてみて下さい。音叉の叩き方もきちんと指導していく必要があると思います。音

  叉の金属部分に傷がついてしまうと少し振動数が変わりますので… .ちなみに音叉を水につけるときには、根元の木の部分に

  水がつかないようにきちんと水分を拭き取っておきましょう。

 

 ⑥ではストロー笛の実験をさっとやって終わりにします。これは吹奏楽部のリード楽器と同じ原理で音がなりますので、三角

  形に切った部分がブルブルと震えるように爪でしごいてやわらかくしたり、形を調整したりといろいろ試してみてほしいと

  思います。コツを掴むとすぐできるになりますが、結構難しいので少し時間をとってあげてください。なお、教室や廊下と

  かでブーブー鳴らしてしまいますので、この時間中にゴミ箱に捨てさせてください。

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